名作

今日、映画館でいわゆる「名作」といわれる作品を鑑賞したのだが、「名作」を観ていると、何故か妙な眠気に襲われる。それはその歴史的価値が大きいほど、より強まってくるように感じる。

価値とはつまり観た側の声の集積であり、それが強固になるにつれ、どこかの時点で作品は教材に成り替わる。

これが作品だけならまだしも、作家自身にもその価値が見出されると、もう手が付けられない。

ゴダール

その言葉はもう、一種の催眠導入剤だ。

もちろん、今日映画館で観たのがゴダールの作品で、鑑賞中眠ってしまったのは言うまでもない。